はきものを揃える

『小さな、それでいてとても大きな可能性を秘めた行いがあります。

 それは、はきものを揃えることです。どんなに疲れて帰った時でも、玄関口のはきものがきちんと揃えてあれば、それだけで救われる思いになります。

 長野のあるお寺のご住職の詩にこんなこんな言葉がります。

「はきものをそろえると、心もそろう。心がそろうと、はきものもそろう。」

 はきものがそろってくると、その家の人の心もいつしか穏やかになっていくのです。』鍵山秀三郎さんの言葉です。

 たかがはきものだと思うかしれませんが、もう何年も前の話ですが、私の子供が友達から「はきものをそろえることの大切さとそういう小さなことを実践できるようになると小さなことに気づけるようになり点数も上がる。」と聞いて帰ってきてから、それを自ら実践するようになりました。そもそもの発想の原点は違いますが、実践していくうちに、子供の態度・姿勢が良い方向に変わっていきました。点数も上がったようです。今は自然にできています。そして何より、本人が周りのことを考えて話し行動できるようになり、いつしか落ち着いた家庭になりました。