『どんなにいやなことでも、心のにごりを捨てて勇んで引き受ける心が徳の心だ。

  いやなことでも、辛いとかいやと思わないでやる、喜んで勇みきって引き受ける、働き務めぬく、それが徳のできゆく土台だ。

  ばからしいとか、いやだなあというにごった心をすっかり取って、感謝と歓喜で引き受けるなら、辛いことほど徳になるのだ。』

 徳は、頭の良し悪しには関係がありません。人としての本来のあるべき姿・根幹を表しているものといえます。だから、徳のある人に出会うと、心から共感するのです。そうなりたいと思うのです。有意義な、至福な時間を共に過ごせるのです。