仕事を終えてからの時間が大事

 『アメリカの管理職以上の人は本当に良く勉強をしている。各人が成功する、社会に貢献するために、自己啓発を怠らないからで、就業時間外に勉強しているのだ。ボクも長い間、実社会のおいて働いてきたが、夜の時間、とくに6時から10時までを、各人が如何に活用したかによって、各人の評価が変わってくると思う。人生にとって、自分自身の実力が一番大事である。この実力は日常の積み上げによって培われるのだ。ハブソンという人が、過去百年間に世界の実業界で活躍した人々を調べたところ、その人たちが成功した要因は「例外なしに、彼らが会社が終わってからの時間が大切だと思っていた点にある」と言っている。つまり、会社での時間中になく、私生活での時間中にあるというわけだ。会社で頭を使ったり努力したりするのは当たり前で、大部分の人がそうしているのだ。ところが家に帰ってからの時間をどのように使っているかが、だんだん差をつけてくる。午後6時から10時までの4時間を、漫然と過ごすか、たとえ1時間でも勉強に当てるかによって、長い間に水をあけられるのだ。』土光敏夫さんの言葉である。

 会社の仕事が終わってから、何をしているかが問われているところです。その時間をこれからのために有効に使っているのか、漫然と過ごしているのかで、当然結果は違ってきます。明日の仕事に面白みを加えて翌日仕事ができるようになれば、当然結果がついてきます。日々の仕事の中での違いは誰にも見えませんが、年月とともに差がつき、歴然とした差になってくるのです。