心は多いに使う

     『ものは使えば使うほど減っていく。人に配れば配るほどなくなっていく。

  ところが、不思議なことに、

  心は使えば使うほど豊かになる。人に配れば配るほど温かくなる。

  それなのに、心をもののように扱っている人がいかに多いことか。

  出し惜しみしているうちに心が貧しくなる。心が冷えてくる。荒涼としてくる。

  そうではなく、心は大いに使うべきである。

  多くの人にできるだけたくさん配るべきである。

  それによって自分の心が豊かになる。周りの人たちの心まで豊かになっていく。

  自分の心が温かくなる。周りの人たちの心まで温かくなっていく。』

   「帝国ホテル 王道のサービス」の冒頭にある言葉である。

  心を大いに使い、周りの人たちの心まで豊かになっていく、そんな仕事やお付き

  合いができるようになりたいと思う。この本は、私のバイブルの一つです。

  さすが帝国ホテルである。思いやりや心遣い、心配りのレベルが全然違います。