平凡を非凡に変えるもの

 『平凡な人材を非凡に変えたものは何か。一つのことを飽きずに黙々と努める力、いわば今日一日を一生懸命に生きる力です。また、その一日を積み重ねていく継続の力です。すなわち継続が平凡を非凡に変えたのです。

 安易に近道を選ばず、一歩一歩、一日一日を懸命、真剣、地道に積み重ねていく。夢を現実に変え、思いを成就させるのは、そういう非凡なる凡人なのです。

 ただし、継続が大切だといっても、それが「同じことをくり返す」ことであってはなりません。継続と反復は違います。昨日と同じことを漫然とくり返すのではなく、今日よりは明日、明日よりは明後日と、少しずつでいいから、必ず改良や改善をつけ加えていくこと。そうした「創意工夫する心」が成功へ近づくスピードを加速させるのです。』稲盛和夫先生の言葉です。

 平凡を非凡に変えるものは何か。一つ一つ地道に積み重ねていくこと。そしてその精度を上げていくことに尽きます。また、マンネリに陥らないようにすることも大切です。世の中には非凡な人がたくさん居られます。そういう方々の日々の取り組みの情報を集めるのです。読めば自分の努力など努力に入らないことがわかるでしょう。さらに精進しようという気持ちになります。