レベルを落とさない

 『会社や上司に認められる人になりたければ、どんなことがあっても偏差値55は切らない人にならなければならない。偏差値55とは、たとえば100点満点の点数で言えば、75点だ。認められる人になるためには、毎日75点を出し続けなければならない。外せないポイントは「毎日」だ。ある日は90点だったが、別の日は40点だったというほうが実は楽なのだが、それではビジネスの世界で評価を上げることはできない。体がだるくても、風邪をひいていても、前の日に嫌なことがあっても、意地で75点を出す。その安定感が、ビジネスで求められる資質なのだ。

 大事なことは、合格点未満の仕事はしないということ。ギリギリでも合格点を出し続けることだ。そうすれば、信頼を勝ち得ることができる。信頼を勝ち取るためには時間がかかる。一日や二日きちんと75点出したくらいでは、見抜きもされない。それを5年や10年続けるから、「あいつはすごい」となるのだ。』齋藤正勝氏の言葉である。

 この言葉は、日々の自身の考え方のブレを少なくしてくれたように思います。どこに基準を置くかは、自分で決めることです。そして決めたら、そのレベルを落とさないよう、一つ一つこだわりを持って結果を出していくことです。そのためには、普段の生活のなかで自身のレベルを落とさないような仕組み作りが必要となります。