悪口を言われたとき

  『罵倒されたといってはののしり返し、悪口を言われたといっては悪口を言い返すようなことは避けなければならない。それは、火に油を注ぐようなものだからである。沈黙か、穏やかな言葉遣いが、相手の避難に対する考えられる限りの最善の対応である。それは相手に自らの感情を気付かせ、それを申し訳ないと思わせるのが相手の心の病気を治すための対処の仕方であるからだ。』

 言い返したくなるのが人間の本能と言えます。しかしながら、言ったが最後収拾がつかなくなります。これでは、いつまでたっても人間関係ができるわけがありません。穏やかな言葉遣いや表情や沈黙が効を奏するようになるまでにはそれなりの修行が必要です。これができるようになれば、どんな人でも良い人間関係を結ぶことができます。