「まあいいか」は、控えめに

 「まあいいか」と言うことばは、それなりにやって結果が思うほどではなかったときに使います。若干の満足もあり、そのことについて考えることはそれ以後ほとんどありません。ゆえに、そこから先自身の考えを進めることはできません。それで良いのでしょうか。

 一度それを許してしまうと、もう一歩踏み込んで考えようとしなくなります。自分のことだけでなく、周りの人のことまで見えなくなってしまうのです。いい加減で甘い考え方が支配し、いつの間にか人生すべてが「まあいいか」となってしまいます。何気なく使っている「まあいいか」は、実は自身の現実生活や成長をむしばんでいく恐ろしい言葉なのです。

 そうならないためには、「まあいいか」と思った時が大切なのです。もう一歩、踏み込んで考えてみるのです。腹にストンと落ちるまで考えるのです。今までとは、違う世界が見えてきます。