先を考えて取り組む

 若い頃は、というかつい最近までと言った方がよいのでしょうか、先のことも考えず目の前のことに一生懸命取り組んできました。追われるように日々生きてきた状況から、ようやく未来のことを考えて取り組んでいける余裕がでてきたところです。

 ある程度年を取ってくると、目先の短期間での取り組みより年月をかけて行うことの方に、より重みがあることを感じるようになりました。数ヶ月で仕上げることより、5年越し・10年越しで先を見据えて仕上げていく方が、より大きなことを成し遂げることができるからです。考え方にもブレがなくなり、自分が中心となって進めることも魅力です。上に立つ者はそういう視点で考え取り組みながら未来への前進のために体制を整えていくことが本来の役目であり、社の発展・スタッフの成長ややりがい、幸せのためには必要なことだと考えられるようになりました。

 ほんの少し視点が変わっただけで、こんなに考える内容が変わってくるのです。目の前のことをコツコツと取り組んできましたが、5年先・10年先を見据えて今いまを取り組んでいくことがこれからはもっと大切だと思っています。