地獄での説法

 『地獄に行きたくない、というのが普通の人の考え方である。白隠禅師は、死んだら地獄におりて説法をしに行くんだ。「死んだ日は、地獄での説法の第一日目だ」』と言われたという。

 凄まじい本物の生き方である。誰が好き好んで地獄になど行こうか。一点の曇りもなく、一日一日覚悟を持った生き方をされているからこそ言える言葉である。

 この言葉を聞いて、「地獄に行きたくない」という弱き生き方から、地獄へ行ったとしても自分がそこの人たちを変えて見せる、そんな力強い確かな生き方をしていかなければと思いました。一方で地獄へ行くのが、怖くなくなりました。

 本物の生き方をされている人の言葉は、我々の琴線にビンビンと伝わり我々の生き方や考え方を良き方向へ導いてくれます。感謝、感謝、感謝です。