技化のポイント

 『例えば、バスケットボールのゴールに対して右45°から1万本打つのと、いろんな角度、いろんな距離からいろいろ1万本打つのと、どちらの方が最終的に上達できるか。これは同じ45°から1万本打った方が間違いなく、いろんな角度からのシュートが可能になる。なぜか。それは、自分の中に基準値を作ることができるからだ。この角度、この距離でやるとこのぐらいの感覚で入るという基準値に照らし合わせて、それより1m遠ければ1m分の力を加え、角度がずれたらずれた分だけ変化させられるようになる。これが技化なのだ。同じことを繰り返しているに過ぎないが、実はすさまじい情報量を体に染み込ませ、できる体にしているのである。』

 技化のポイントは、ポイントを絞ること、それを繰り返すこと、それを体に染み込ませること、いつでもどこでも無意識にできる体にすることにあります。