我慢

  『勝つためには、常に冷静であることが要求される。腹を立て、自分の感情を乱し波立たせることは、下の下である。もとより人間は感情の動物であって、感情を制することはできないが、常日頃、物に動じない人間に仕立てておくことを心がけるべきである。いかに我慢するか。勝負は我慢くらべという面が多く、自分を制することは勝つためにはどうしても越えなければならないハードルである。何事でも不満を口にすれば、相手を優位に立たせてしまう。我慢をすれば、自然に自分が優位に立つことができる。我慢強さを身に付けるためには、日常生活の中で相手のわがままを許すことである。身に付くこと、請け合いである。』

どんなに我慢強さを身に付けてきても、時と状況によっては冷静さを欠いてしまうことがあります。年とともに少なくなってきているとはいえ、挑発されたり、理不尽なことを言われたりすると、つい感情的になってしまいます。まだまだ人間ができていないなと思う瞬間です。感情的になっているときには、言葉を決して発してはなりません。そんなときは、笑顔でじっと我慢することです。