失敗

『失敗したからといって、くよくよしても始まらない。失敗は、問題の在処を明らかにしてくれる。それがわかったら、その問題を解決すればいいだけのこと。失敗するということは、自分が改善すべきポイントを発見したということでもある。そのポイントを改善…

何が大切か

『剣の道を志す若者がある道場に入門する。ところが稽古はほんのいっとき。拭き掃除をはじめ身の回りの細事に明け暮れする日々は、期待した武士道の修学とは程遠いものであった。「なぜか」と師に迫る。静かにかんで含めるように返ってきた言葉は、「拭き掃…

強く願う

『「横綱になりたい!そう強く願い続けた者しか横綱になれない」かつて栃錦とともに大相撲の人気を二分し、いわゆる栃若時代を築いた名横綱・若乃花、現在の二子山親方の言葉です。およそ何か事をなすにあたっては、まず何よりもその実現を強く願うこと、“こ…

真の人格者

『真の人格者は、他人の行動をコテンパンに批判して事態をさらに悪化させるより、自分が多少傷ついても辛抱するほうを選ぶ。また、自分より恵まれない境遇にいる人の弱さや失敗や過ちには寛大な心で接しようとする。富や力や才能に驕らず、成功しても有頂天…

品格

『経済的に貧しくとも、身なりをきちんとし、ゆったりと構え、言動に虚飾がなく、世界や自身を冷静に見つめ、努力を怠らない。こうした生き方ができれば、自然と品格も備わってくる。人の品格は、物質的な要因では決まらない。巨万の富があっても、心が貧し…

微笑み

『自分自身との戦いの末に身についた微笑みには、他人の心を癒す力がある。とってつけたような笑顔でもなく、職業的スマイルでもなく、苦しみという土壌に咲いた微笑みには、微笑まれた相手にとっては大きな価値を持つのです。相手を豊かにしながら、自分も…

何とかなるだろう、はない

『何とかなるだろうという横着な考え方は、世の中をナメているだけでなく、自分をもスポイルするものである、ろくな練習も準備もしないで対抗試合ができるわけがないではないか。「人事を尽くして天命を待つ」というが、考え得ること、なし得ることをやり尽…

頑張れではなく

『日本人は、「頑張れ」と言うのが好きです。頑張っているのに「頑張れ」と言われたら、不安になります。相手を頑張らせたかったら、「頑張っているネ」と声をかけましょう。「頑張っているネ」と言われることで、「この人は、自分の努力をチャンと分かって…

悪口を言われたとき

『罵倒されたといってはののしり返し、悪口を言われたといっては悪口を言い返すようなことは避けなければならない。それは、火に油を注ぐようなものだからである。沈黙か、穏やかな言葉遣いが、相手の避難に対する考えられる限りの最善の対応である。それは…

真の実力

『真の意味で自己の能力、実力に対し、自信をもっているプレーヤーは、いくら自分のチームが弱かろうと、そんなことで自信を失ったり、不安がったりするはずがないのです。逆説的な言い方をすれば、自分の実力を十分に信ずることができないからこそ、チーム…

賢明の人に愚痴はない

『「賢明の人に愚痴はない」のである。 六色の絵の具しかかってもらえなかったその子は、十二色や二十四色の絵の具を持っている友達を羨ましく思った。が、思い返して色を混ぜることによって新しい別な色が生まれることを知った。工夫し、打ち込んでいる内に…

マネーゲーム

『「マネーゲーム」でお金儲けをした人は、全員例外なく惨めな末路を辿る結果となっています。簡単にお金を儲けたら、簡単にお金を失ってしまうのです。お金だけでなく信用も失ってしまうのです。お金を貯めたければ、一生懸命働き、感謝をしながらお金を得…

本物

『人のために自分がダシになってやれるほどの芸のある人が本物である。人に栄養を与えて人を活かせる人であり、時には自ら踏み台となって人を押し上げてやる人が人物として本物であり、人から押し立てられ慕われる人である。』 こういうことができる人は周り…

活き活きと生きる

『ある家電メーカーの副社長の話し。 Aさん、Bさん二人の定年退職者が、偶然にも相前後して、退職の挨拶に来たときの話。そしてその後日談である。 Aさんは、「子供にもまだお金がかかります。心機一転して、新人になったつもりで、人事部から斡旋された…

一流への道

『何の分野であれ、「一流」への道は、甘いものではない。他の人も真剣である。ギリギリまで努力している。しかも、他の人と同じ程度のことをしていたのでは、成功はおぼつかない。「心血、人の千倍」超一流の実証とは、常に人々が想像もつかないほどの心血…

ユニークな発想

『私は常にユニークな発想を心がけているし、訓練している。だから人と同じ意見をするとか、人が言ったことに同意するとかになるべくならないように自分を訓練してきた。しかしながら、違う意見を述べるにはそれだけの理由があって、他人を納得させられるも…

人の役に立つ

『人を助けること以上に努力が報われたと感じることはあまりない。幸福を得ようとする者は幸せを得られないが、人に幸せを与えるものはそれを得るのである。人を助けることは大きな満足感を与えてくれる。人のために働いた日の夜は、何の後悔もなくぐっすり…

真摯に対応する

スタッフがトラブルを起こしたときに、「なにやってんだ!」と叱る人がいます。それは、間違いです。まずスタッフと一緒に状況を把握することです。一緒に状況を把握していく中で、物事が見えてきます。次にどうしたら同じトラブルを起こさずにすむかを一緒…

方針、視点を決める

『「上司が方針を明示してくれないから、仕事がうまくいかない。」会社の中で、こんな不平を言う人が少なからずいる。方針というものは、いつも上の人が言ってくれるもの、決めてくれるものだと思い込んでいるのだ。自分の方針、価値観がないから、当然、自…

自主性を引き出す

『人を使って仕事をするにあたって、部下が未熟である場合が少なくない。だからその提案でも意見でも足りない点はいろいろあるだろう。それに対してつい「ああしたらいい、こうしたらいい」と言いたくなるのが人情である。またそういうことは実際に必要な時…

贈り物

『ある日、山本社長は私に、「お祝いを贈るとき、2,000円の予算だったら君は何を選んで贈るか」と聞かれた。 私が困ってしばらく考えていると山本社長は、「2,000円で買える最高のものを贈りなさい。2,000円で買えるワイシャツなんてたいしたものではない。…

謙虚な人

『謙虚な人でありたいと思う。謙虚な人に会うと、本当に嬉しくなる。それは、謙虚な人は余裕があるからである。嫌味のない控え目さ。これが、その人の真の力を示す。謙虚、それも無理のない自然体でできる人は、本物だ。勉強し続けている余裕と自分に対する…

いろいろなことがあって、人間ができていく

『病気をして、他人への思いやりが深くなる。倒産や左遷のつらい日々に、人間として一回りも二回りも大きくなる。人間関係で悩んで包容力、優しさが増していく。後で振り返ってみると、順風でない時期に成長向上し、人生の深さを知ることが多い。』 いろいろ…

能力はすべて使う

世の中には自分の能力をすべて使うのは、もったいないと思っている人が多い。余力を残しておいた方が良いと思っている人が多い。私の周りにも、そういう人がいます。しかし、これは間違っていると思います。真剣になって全知全能をかけて考えれば考えるほど…

小さな事を大切に

『二宮尊徳が若い時一軒のささやかな家を持つようになって、わずかながら田畑も持てた。その畑を耕そうとしたらクワが壊れてしまったので、隣のおじさんのところへクワを借りに行ったところ、隣のおじさんはいま自分も畑を耕して菜の種をまこうとしている所…

その他大勢から抜け出す

『「私ぐらいの年のとき、同僚に差をつけるために何をしましたか。」 という若者の質問に、ジャック・ウェルチは答えた。 「いい質問ですね。まず理解しなければならないのは、その他大勢から抜け出すことの重要性です。上司に目をかけてもらうには、この単…

レベルを落とさない

『会社や上司に認められる人になりたければ、どんなことがあっても偏差値55は切らない人にならなければならない。偏差値55とは、たとえば100点満点の点数で言えば、75点だ。認められる人になるためには、毎日75点を出し続けなければならない。外せないポイン…

会社へ着いたら

『会社に着いたその瞬間が大切だ。まず大きな声で「おはよう」をやる。できるだけ顔の筋肉をゆるめてやる。ついでに、冗談を飛ばす。あちこちから笑い声が上がるようなら大成功。席に着いたら、さっそく手を動かす。目の前のことをチャキチャキ片付けていく…

突き抜ける

『私の知っている独立した人、起業した人で成功している人は、みな、地道に突き抜けるための「貯金」をしている。人が寝静まってから何時間も研究開発をし、人が遊ぶ土日に休まずに働いている。成功した人々は、偶然に成功したのではない。成功すべき人が、…

自分一人の力ではない

『上司、同僚、後輩、そして周りの人たちすべてに支えられて、一つの仕事が完成する。そのことを常に心にとめておくことが大切だ。少々仕事に自信を持ちはじめる時期にこそ、感謝の気持ちを忘れてはならない。目立つ活躍をすれば、周りは「よくやったね」と…